よい生活習慣が事前に作れるということ
ここ最近、増加の一途をたどる流産などの割合ですが、一人の妊婦さんが何回も流産を繰り返すことを「反復流産」といいます。大変残念なことですが、この「反復流産」を繰り返した女性は、将来的に心臓の疾患にかかるリスクがアップしてしまうという研究結果が発表されたそうです。それは、ドイツのガン研究センターによるものだそうですが、たとえば、1回以上の流産の経験がある女性たちの追跡調査によったものです。
発症していた疾患は、心臓発作、脳卒中などです。流産1回ごとに、心臓発作のリスクは40%増し、2回以上の流産では、リスクが4倍、3回以上となりますと、リスクは9倍に増大します。1回以上の死産の経験によっても、心臓発作のリスクが3.5倍に増えることが判明したようです。しかし、被験者の嗜好品の傾向、たとえば喫煙、体重の増加、アルコールの消費量など、心臓発作の原因となりやすいものを除くようにしていくと、リスクは低下する傾向にあったようですが、それでも、正常出産者に比べると多いようです。しかし、こういうデータによって、流産死産のご経験がある方は、予防策としてバランスのとれた食生活、よい生活習慣が事前に作れるということにもなります。
反対に、流産死産の経験がないからといって、喜んでもいられません。心臓・脳卒中は遺伝的なものもあります。流産・死産の原因の一つとして、水の汚染があります。人の体は水分が多くをしめており、水の問題が流産死産、あるいは早産を引き起こしているという指摘もあります。水道管が古くなっていることで、有害重金属の害も取りざたされています。浄水器の活用、キレーションなどが有効とされています。また、妊婦の栄養摂取に不足があると流産死産になりやすいとも言われます。